卵巣の腫瘍の分類は、良性の割合が高い卵巣膿腫と悪性の確立が高い充実性腫瘍に大きく分類されます。
卵巣膿腫はある程度おおきくならないと症状はでません、次第に大きくなっていくと下腹部に違和感、腹部膨満感、下腹部痛などがあらわれてきます。
卵巣嚢腫がねじれた場合(茎捻転)は、強い下腹部痛、悪心、嘔吐、発熱の症状が突然起こります。このような症状は卵巣嚢腫への感染でもみられます。
卵巣膿腫のほとんどは、良性です。
でもまれに悪性の場合もありますから、卵巣膿腫が見つかったときは、良性、悪性を慎重に判断しなくてはいけません。
卵巣嚢腫の治療
卵巣嚢腫の治療は基本的に手術を行います。
特に嚢腫が7cm以上の場合は手術が必要となります。
手術には、嚢腫だけを摘出する手術、卵巣ごと摘出する手術、卵巣と卵管も摘出する手術があります。